触読式時計の新しいインターフェイス

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「The Bradley|触ると時間がわかる腕時計」は、キックスターター(KickStarter)でほぼ1年前に成立したプロジェクト。いよいよ2014年8月に出荷予定とのことだ。

前面に文字盤と分を示すボール、側面に時を示すボールがあり、ボールの位置で時刻を触読(触知認知)する。ボールはムーブメントの磁石にケースを介して吸着する仕組みになっており、力を入れすぎてズレても、磁力で正しい位置に戻る仕組みになっている。
 これまでの針式の触読時計では、デリケートな触知動作を要求され、不用意に動いたり、ムーブメントが壊れたりすることが頻繁に報告されていたが、この方式では、ムーブメントに直接負荷がかからないので、故障や時刻のズレを気にすることなく使用することができる。また、電波時計ムーブエントがそのまま使えるので、正確な時刻合わせにも有利だ。
 触読式の時計は、正確な時刻の把握を視覚にも聴覚にも頼ることが出来ない盲ろう者にとっては、ほぼ唯一の選択肢であり、とても期待できる提案だといえる。
 ただし、もう一つ欲を言えば、触知認知だけでアラームをセットできる機能が組み込まれると、盲ろう者の自律的な生活時間管理が可能になり、QOLに大きな変革をもたらすことができる。
 弊社が協力して進めている「手で読む時計」プロジェクトにも大きな刺激をもらった。

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